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KIRIN BEER'S NEW

1988-1989

ラガーが全盛でしたが、スーパードライがドライなビールを缶ビールで!という新しいマーケティングでスタートを始めていました。


商品開発は、将来キリンビールを背負う人、一人は今は著名な漫画家、そしてもう一人は入社したばかりの卸の御曹司。彼ら3人の若いキリン社員と電通を中心にしたスタッフでした。長い間ラガービールという怪物商品があったため、新商品を造る環境はキリンビールにはありませんでした。どんなに画期的な商品を考え出したとしても、発売までこぎつけられないだろう!という空気は社内に充満していました。新しい商品を開発するためには、キリン社員の啓蒙から始める必要があったわけです。「BEER'S NEW」とはそんな環境下でのキリンビールからの初めてのメッセージだったと思います。毎月1回朝日新聞に掲載しました。このキリンの社員向け啓蒙活動は刺さる人たちには十分すぎる効果があったようです。「キリン一番搾り」はそれから1年後にデビューすることになります。

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