KIRIN 生茶

2016-

緑茶はとても難しい存在です。美味しさの定義さえ曖昧で、理解しづらい存在です。新しい生茶の開発を始めた僕の頭は疑問だらけでした。日本の煎茶の歴史?美味しさの基準?価格を決める理由?農薬のこと?・・・。

僕はお茶が好きです。旨味の強い煎茶が大好きです。茶葉には、多くのアミノ酸があります。旨み成分です。煎じる時低温でゆっくり出してあげると、旨み分がたくさん出ます(逆に熱湯で煎れるとカテキンで渋くなります)。カテキンの抗酸化力(ビタミンC、Eの数十倍)が、旨味によって損なわれるわけではありません。

旨み分は粉体にすればするほど、成分が出やすい!いやさらに考えれば、お茶を食べてしまえば、お茶の栄養分さえも一緒に取ることができる。昔の人は“お茶は、医者いらず”と言っていたそうです。この考え方が現在の生茶の基本になっています。発売してから、低迷していた生茶は勢い良く回復してくれました。

お茶を疑うことから始めた開発とコミュニケーションは僕の手から離れましたが(僕が調査を嫌がりデータ主義を嫌がったことが理由です)、どこまで美味しさを引き出せるのか?まだまだこのやり方には可能性があるはずです。これからも、ものづくりを諦めないで美味しいお茶を作り続けてもらいたいものです。

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