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KIRIN 淡麗 1998-2014

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競合他社が発泡酒を出してゆく時代、本格的なビール作りだけをしたいキリンとしては本当は参入したくはなかったカテゴリーでした。コンビニエンスストアがカテゴリーごとに上位3位ぐらいまでの商品しか扱わなくなってきたこともあって、ついにキリンも作ることにしました。作るからには安くて本格感のあるおいしさを目指したいということになりました。麦芽比率は酒税が一番安い25%以下です。麦芽が少ないとうまみやコクがでません。幸い発泡酒は副原料に規定が無いため、うまみとコクのアイデアとして大麦を使いました。「安いし、とりあえずビールっぽい。」これを一番嫌いました。うまく言えませんが、麦芽比率2/3以上のビールよりも条件の厳しい発泡酒の開発はキリンの本領発揮ともいうべき力の入れようでした。完成した発泡酒は素晴らしいものでした。パッケージもビールと遜色の無い本格感のあるものにして、競合とは「淡麗はちがうぞ!」という見栄えにしました。十文字美信さんのカメラワークが生み出した濃密なビジュアルで一貫させて「青=淡麗」のイメージを定着させました。CM、新聞、SP、ポスターなど全てにおいしさをアピールしました。時には安さの理由も伝えましたが、それは「こんなにおいしいのに、なぜ安い?」という、キリンに寄せられた質問への回答みたいなものです。もちろんコンビニには置いてもらえています。